科学は進歩する
自分の子供を見ていて、今の子はうらやましいなあ、と思うのは、安い娯楽がたくさんあることです。ツタヤとかブックオフがあって、安くDVDを借りられて映画が見られるし、１００円ちょっとで漫画も買えます。
iPodがあって、安く新曲もダウンロードできるし。私が１０代のころは、レコードが高価なもので、なかなか買い集めるというのは大変なことでした。当時の物価水準でも、レコードは２５００円ぐらいはしたのです。子供にとってはなかなか手の出ない値段でした。今なら２５０円ぐらいで曲のダウンロードができるのではないでしょうか。
音楽も映画も漫画も本も昔の１０分の１ぐらいの値段で楽しめるというのはうらやましいとしか言いようがありません。そのかわり、本の価値が下がってしまったような感じもしますが。昔は蔵書がたくさんあるということはそれなりに自慢できることでした。今は、本はあふれていてゴミのように扱われている傾向があるような気がします。いつでも安く本が買えるから、集める必要がなくなってきたんですね。図書館を利用するという方法もありますし。買うより借りる、というのが普通になってきたような感じです。その方が安いし家も片付くのですが、ちょっと淋しい感じもするのは、私が昔の人だからでしょうか。